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​​さかまき農園のこと

​​~今まで、そして、これから~

​​夫婦2人で東京から移住して始めた、農業という仕事・・・。

現在も、これからもこだわっていく、美味しさの世界。
美味しい!!と思った記憶は、一生物。
「美味しい」という幸せな記憶と好奇心だけで、人って新たな世界に飛び込めるのだと思う。

野菜のために全力を注ぐ。

野菜(お客様からお金をいただく野菜)は、野放しでは出来ません。たくさんの、日々の人の手助けの積み重ねがあって初めて美味しい野菜が育ってくれます。野菜の美味しさのために最善を尽くします。

農園の非常事態に備えるメンバーです。

度々起こる非常事態とは、トラックの集荷時間までに、パック詰めが間に合わないという事態が大半です。

このメンバーの稼働には曜日・時間、さらに気分がとても重要なポイントとなるので、盛り上げることが大切。

​農業をはじめたきっかけ

農園をはじをはじめる

ばあちゃんが作った冬のほうれん草の美味しさ、ただ茹でただけ。そのままが最高に甘くて旨かった。
子供の頃味わった、そんなほうれん草の味が、ずっと記憶にありました。
東京小平市で生まれ、母方の実家がブルーベリー農家、夏の週末は両親が手伝いをしていた。
身近に農業があったけれど、生業にはならないと思い込んでいた。

食べることが好きだったので、飲食関係の仕事に就いたり辞めたり。趣味のサッカーもやりたくて、高校時代の仲間と草サッカーに明け暮れていました。
30歳の時、サッカーで大怪我。右ひざ前十字靭帯断裂、膝にはチタンのボルトが入ることに。手術入院を告げると職場は解雇、婚約解消。その後1年ほど何も出来ず.....。


人混みが息苦しく定職に就かなければいけないというプレッシャー(自分で思い込んでいでただけ)で、地方に行きたくなって、一年間緑のふるさと協力隊で岐阜県飛騨市川合町へ。

大人は建前でつくり笑顔していると思っていたが、河合町で大人の素の笑顔に出会い、色んな生き方暮らし方があることを知り、自分で動けば何かできるのではと感じ、協力隊の同期派遣先であった、長野県小海町で5ヶ月ちょっとアルバイトさせてもらいました。シーズンが終わる秋、「出荷先あるからやってみれば!」のアルバイト先の農家さんの一言。これを真に受け、「やってみようかな・・・」

これがすべての始まりでした。

 新規就農で食べていけるのだろうか・・・。

 私たちが就農した頃は現在のように、新規就農を後押ししてくれる補助金や助成金のようなものもなく、しっかりとした研修を受けたわけでもなく。

1年目。案の定、何も計画していなかったので、何もかも手探りの状態で、100万円売るのに120万の経費。機械も譲り受けた手押しの、しかも自分より年を経た耕運機のみ。畑に水がたまれば鍬で一日かけて溝堀り。

ある朝、畑に行くと、昨日まで元気に育っていたズッキーニが茎だけになっていて、その翌日にはトマトの実がなくなり、トウモロコシが実り始めると2日で約2000本食べられる。その頃は鹿よけ対策を講じる術もなく、まるで鹿を育てているようでした。

それでも、とれたての野菜の美味しさに、私たち自身が魅了され、野菜の持つエネルギーにパワーをもらい・・・。

細々とですが続けていたおかげで、お客様から「今まで夫が食事のことをの話すことなんてなかったのに、今日の野菜どうしたんだ?ということから夫婦の会話が生まれた。」とか、「子供がカリフラワー食べなかったのに、茹でて台所に置いておいたら、勝手に食べていたのよ。」などの言葉をいただけるようになり・・・。


また、新規就農の大先輩、その後に続く仲間が徐々に増え、土壌分析、施肥設計、肥料共同購入、出荷グループを立ち上げ、共に取り組むことができるようになりました。辛い時は愚痴を言ったり、たくさんの刺激をもらい、支えられています。
地域の方々にも、「スーパーで見かけたから、人参買ったよ」「大根美味しかったから親に送りたい」「子供の誕生日にジュース贈りたい」「子供5人抱えてよくやってるね」と地域の方々にも少しづつ受け入れてもらい・・・。

こんな風に、近隣の新規就農仲間、食べてくれるお客様、取引先の方々が、私たちを農家へと育ててくれました。

そして、3反から始めた畑は現在2町歩(20反くらい)ほどに。
「美味しさは、人を喜ばせ、人を動かす!」

これが私たちがやっていける原動力になっています。

  

数年前からはシーズンスタッフさんも加わり、相変わらずですが、ドタバタと小さな農家を営んでいます。

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農園のメンバー紹介

夫婦+ スタッフ + 5人の助っ人 

農作業は3月から始まります。耕耘・播種・植え付けと始まり、出荷が始まるのは4月下旬。そして、6月から本格的に凝縮した出荷シーズンの到来です。そこから12月上旬までの約6ヶ月間は、全力期間!その名のとおり、畑へ全力を投じる期間です。気候・天気などの要因はありますが、主役の野菜たちがベストを尽くせるよう、私たちは最善のサポートに徹します。

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賛同人 坂巻 さくら

学生時代、生まれ育った東京を離れるという考えはなく、都市部に居ながらにして、自然に携わる仕事がしたい!という思いを持っていました。まさか自分が農家になるとは・・・!

農作業は大好きで、学時代は西表島でサトウキビを刈り、ここ長野では白菜の収穫、1年間休学して山口県豊田町へ緑のふるさと協力隊としての活動に参加したり・・・と、自然の中で体を動かす喜びに時間の許す限り、浸っていました。そのため、農家になるのは自然の成り行きのような感じもするのですが。ほぼほぼ何も知らずに始めた農業。草取りしながら発芽したばかりのカブの芽まで、きれいさっぱり抜いてしまったことも(__;)

ここ数年、ようやく、農家らしくなってきたな~と感じています。少しづつ私たちの野菜を求めてくれる方も増え、そんなありがたい、うれしい声にしっかりと応えていきたいと思います。スタッフさん、そして子供たちと美味しい野菜に助けられながら、精一杯に充実した毎日を過ごしています。

5月ころから本格的に忙しくなる農園。

その頃から、12月上旬くらいまでの短い期間、私たちとともに働く仲間を毎シーズン若干名募集しています。

 多品目栽培のため、仕事内容は多岐にわたり、覚えることも、考えることも盛りだくさんです。期間が凝縮しているため、体力も気力も必要な仕事です。標高1000Mの小海町で、どっぷりと農業に挑戦してみたい方、私たちと一緒に働きませんか。

詳細はこちら→

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農園メンバー

​発起人 坂巻 秀高

今シーズンで、14年目を迎えます。ようやく農家としてのスタートラインに立てたような心境です。とは言っても、毎年毎年、新たな課題に直面し、上手く行かないことの方が多いのが農業。だからこそ、来年こそ!と模索し、考え、解決策を探っていく奥深さに自然を相手にする農業という仕事の醍醐味を感じています。

 2021年、作業場を一新し、これまで以上に、野菜に、土に、人に向き合える働き方を目指して、邁進していきたいと思います。少しでも多くの方に、本当においしい!と思える心も体も喜ぶ野菜との出会いをお届けしていきたいと考えています。

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little

​​LITTLE PLAYERS

シーズン中、短い期間に集中する出荷作業。農園の緊急事態に備えるメンバー。

​​また、ハードな農作業の土台となる家庭を支える重要ポジションも兼任する。

​絶品カレーそろそろ出来るよ~!

all-rounder

繁忙期の家事、種まき、草取り、植え付け、袋詰め、オールマイティにこなし、指示を出すやり手。

トレーへの播種スピードは、ピカイチ☆勝負を挑むも皆、惨敗。

競技のように自ら時間を計りながら、日々さらに上を目指す。


ミニトマトの収穫も目を見張る。他メンバーを引き連れ、色づき具合を見極め、手早く収穫する。

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little 農業女子

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癒やし系 味見係

堀りあげる系の作業を得意とする。

大根・にんじん・じゃがいもなど。

​2人で大浦ゴボウの掘り出しに挑戦するも、さすがに力及ばず。

将来の目標とする。

 

​暑さ・寒さにも強く、10度を下回るような日でもシャツ1枚で畑へ繰り出す。シーズン中の大半を畑で過ごす。

味見係の果敢な挑戦を、時には制止させる高度な抑止力を持つ。

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絶品カレーそろそろ出来るよ~!!

「あきらめずに挑戦し続ける」がモットー。

軽トラックに乗り込み、畑の見回り、

野菜の味を吟味することが得意。

特にミニトマトのハウスでは、赤い実も緑色の実も、

とりあえず食べてみる。それも大量に。


考える前に、素早く行動に移す姿は、目を見張るものがある。


コミュニケーションが上手くとれず、周囲をイラつかせてしまうこともあるが、この満面の笑顔ですべて解決。

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regate

​サッカー大好き♡

親のサッカー送迎時間を生み出す努力は惜しまない。

風呂洗い、食器洗い、もちろん袋詰めに播種だって。


徒歩や自転車では移動に限界がある田舎。

繁忙期のサッカー送迎の時間を作り出せるかどうかは、

自分にとっての、まさに死活問題。

出荷が終わらないことには、サッカーにも行かれないことに・・・。

最悪の事態を回避すべく、ラベル貼りに参戦。

​味噌の仕込み中!!

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